てつこてつ

REC レック4 ワールドエンドのてつこてつのレビュー・感想・評価

REC レック4 ワールドエンド(2014年製作の映画)
3.0
「REC」第一作は、突然の大音響やらいつどこで何が飛び出してくるか分からぬ怖さで耳を押さえながら見たもんだ・・。

その後、本家スペイン版で第三作まで作られ、アメリカでもリメイク版が二作制作されているが、この作品は本家の正統派の第四作。ちなみに、出来れば前の三作も見ておくに越したことはないが、第一作だけ見ておけば、十分、話には付いていける。

第一作&第二作が古いアパートの建物が舞台で、どうしてしまったのか第三作は突然の結婚式会場に変わってしまったのに対し、今作は第二作の話に続く流れで海を行く船が舞台。こういう作品は、やはり密室設定のほうが緊迫感を演出しやすい。

実際、テンポも良く、登場人物の数も限られるのでかなり見やすい。但し、捻りが効いている訳でもなく、まあ想定範囲の出来って感じ。

噛まれた者が変貌した後のメイクはなかなかの迫力。結構、残酷な行為しているのに露骨にグロ描写を見せていないのはヨーロッパ系のホラーにしては珍しいが、個人的にはグロを売りにした作品は好みではないので有り。

にしてもヒロイン・・第一作では、ひたすら恐怖に怯えるニュースのレポーターだったのが、ララ・フリントか「バイオハザード」のアリスばりに強い女性キャラに変貌しちまってるのが、ちと無理があるかな。
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