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REC レック4 ワールドエンドのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

REC レック4 ワールドエンド(2014年製作の映画)
1.4

このレビューはネタバレを含みます

ハリウッドリメイクもされたスペインの感染パニックホラー「REC レック」のシリーズ最終章となる第4作目である本作。まず言いたいのは、本作は前作同様にモキュメンタリー・ホラーという「REC / レック」の醍醐味であり大事な基盤でもあるものを省いてしまったことで、面白さが半減してしまっている上に、感染の元凶をもはや悪魔ではなく寄生体としてしまった事で、視聴者が求めていたものとは違った内容となっているような気がして、ただただ残念な気持ちで胸がいっぱいになってしまいましたね。悪魔の類で見せていたからこそ他作品とは違った魅力があったのだが、これではただのパニック映画ですし、エクトル・コロメが演じるリカルテ医師と、一作目、二作目の舞台となったアパートの"屋根裏の少女"との繋がりが明かされるのは良しとしても軽く触れられるくらいで、印象に残らないほど。感染者から逃げ惑い、船外への脱出を試みる登場人物らの姿を映し出すばかりで、過去の研究やこの件に深く関わりを持つ教皇庁など、知りたいものが全く映し出されずじまい。これで終幕ではさすがに物足りなさが。ラストも安易な終わり方で心は惹かれず、前作の生存者を登場させたところでテイストの違った作品と結びつけるには強引過ぎますし、二作目で完結させるべきだったと強く思わされました。本作は暇つぶし程度の視聴が好ましいかと。
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