全くストーリーも予備知識もなかったベイマックス。アメコミ風の戦隊物だとは、知りませんでした。(笑)
そして、さすがディズニー作品。最後には泣きそうになるほど感動しました。
従来のお伽話やおもちゃの世界のようなファンタジーとは異なり、極力リアルな世界に忠実なキャラクター作りと、SFを適度に盛り込んだ感じは、王道かつ安定した品質です。
特に、ケアロボットのベイマックスのしぐさが可愛らしくて、沢山ツボがありました。
子供にも安心して見せられるアニメーションでした。
ただ、ただ、、、
大人目線でみると、シナリオ面でつまづく部分がいくつかあり、若干気になりました。。。
前半20分。
火事のシーンまでは、アナと雪の女王にも通ずるの手際のよさで、さすがだなと思いましたが、その後、物語が進んでいくうちに、肝心の教授との関係性とエピソードが欠けてるような気が。
カットされてるのかしら?と思う程薄くて、肝心な所で、感情移入しづらい所がありました。
また、ヒロが最初に作ったマイクロロボット。
これも、エピソードとして寸詰まりになってしまった感が….
小さなパーツが集まって大きな力になる、というメタファーのように思いましたが、ヒロが生み出したという点が、最後は関係してこなかったのも、若干の不完全燃焼。
最後の戦闘シーンの盛り上がりも、結局、なんで闘っているのか?誰と闘っているのか?もわかりづらくなってしまい、微妙でした。
あと、全体的に音楽がいいなぁ、と感じました。
特に、エンディングの音楽とイラストがすごく良かったのですが、最後の最後の、AIさんの楽曲『ストーリー』が合わないと感じたのは私だけでしょうか?
物語のイメージと合わず、ミスリードのように感じました。
あのまま、エンディングで良かったような気が。。。。
兎にも角にも、安定したディズニー作品で、多くの人に好まれるとは思います。