こたつreboot

ベイマックスのこたつrebootのレビュー・感想・評価

ベイマックス(2014年製作の映画)
3.5
ベイマックスはアメリカ製のアニメだから『マシュマロ』っぽいのでしょうか。つまり、日本で本作が創られたのならば『お団子』のようになっていたのかも…と考えるとアメリカで創られて良かった…のか?と日本アニメ業界を憂いそうなほど良作。

家族が観たい、ということで鑑賞したのですが、さすがディズニーですね。最初から感情を揺さぶってきますぞ…って、最近同じような感想を書いた気もします。たぶん、『どうやったら感情を揺さぶれるのか』ということについて、よく研究しているのでしょうね。それだけ観客側を見ながら作品を創っていれば、素晴らしいものが出来てもおかしくないと思います。

ただ、難を言えば定型的なところに収まり過ぎている気がしました。これがピクサースタジオ製だと、もう少し挑戦的なんですよね。今回挑戦的だったのは看護ロボットが戦う、というところくらいでしょうかね。その設定があまり活きなかった気がするのが残念です。あと、友人たちについても掘り下げが甘かったり、敵方にあまり魅力を感じなかったり…。

と、不満点を挙げながらも、本作鑑賞後は「こりゃクールジャパンなんて言っている場合じゃないぞ。日本のアニメ業界は本腰を入れて作品を創らないとマズいぞ」なんて不遜にも思うくらいの完成度でありました。資金力が違うというのもあると思いますが、やはり、子供も大人も一緒に観て楽しむ作品を日本でも創るべきだと思うんですよね。ジブリばかりに任せていないで。

まあ、大金を掛けないからこそマニアックな方面を充実させることが出来る、という強みがあるのも確かですがね。ディズニーで『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメは創らないでしょうから。