茶一郎

ベイマックスの茶一郎のレビュー・感想・評価

ベイマックス(2014年製作の映画)
3.8
俺たちのためのヒーロームービー!
ジョン・ラセター製作総指揮の下のディズニーアニメーションですが完全に復活してます!(今更)

アニメーションでしか表現できない世界の美しさ。
アイアンマンを連想させる、主人公達のDIY精神。
仲間達が協力するバトルシーンは最高に燃えます。
そして、主人公が兄の死を乗り越える瞬間の真っ当な感動に号泣。
悪役が主人公の鏡写りになっているのも、ピクサー然り、安定のストーリー運びになっています。
最後にアメコミリスペクトを入れる辺りも最高です。

穿った見方をしてしまうと、目先の商業主義、儲けのために工学を利用するキャラクターが、マイケル・アイズナーを想起してしまいましたが
それを安易に悪役にせず、最後には赦して改心させてしまうディズニーの優しさ。懐の深さを勝手に思ってしまいました。

安定して完璧で面白い映画を作り続けてる、ディズニー、ピクサー。
いつも面白いので若干、食傷気味になっている自分がいるのも恐ろしいです。
これから一体、何回、僕らを感動させてしまうのか想像するだけで怖いです。
最高の技術と最高の志しを持った作り手達がお金をもった結果に、ただただ嫉妬するしかない自分。
怖いです。最高です。怖いです。
茶一郎

茶一郎