さとし

ベイマックスのさとしのレビュー・感想・評価

ベイマックス(2014年製作の映画)
3.8
これは面白いですし、重要なことを教えてくれる作品ですね。

確かにキャラの名前の由来に違和感を感じますが、ビジュアルが良かったり、アクションシーンが素晴らしかったです。今作のテーマは死です。少年に起きるある人の死をどう受け入れ、どう乗り越えるのかが物語の鍵です。

それから、もう一つのテーマはIT技術やAIとの共存についても描かれてる作品です。あくまでもAIを動かすのは人間なので中盤でヒロがベイマックスの技術を悪用する辺りは非常に重要な局面となっています。

ボイスキャストもよかったです。今回は字幕で見たのですが、ジェイムズ クロムウエルや起業家役にウイレム デフォーなど実力派ばかりです。ただし、ネーミングに一回ごとに日本風にヒロやタダシと付けるのは若干違和感を感じました。英語で聞くとあの発音でヒロとか言ってると”う〜ん、どうなんだろう”と思いました。

とはいえアクションシーンは派手ですね。特にベイマックスがジェット機に変身して街中を飛び回るシーンは見応えがありますね。あと、舞台が架空のサンフラントウキョウということでなぜネーミングがベイマックスかというと、サンフランシスコのことをベイエリアともいうところからきてるようです。

まあ、でも親子で単純に吹替版で楽しむのが一番でしょうね。どちらかというと男の子向きのような気がします。私は小さい時に尊敬する人を亡くした経験がないのでイマイチ共感できるとはいえませんが、そういった経験のある方には良い映画だと思います。

まあ、でもよかったです。
また見たい作品です。
さとし

さとし