Donatello

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のDonatelloのレビュー・感想・評価

3.4
ザック・スナイダー監督の不親切過ぎっぷりに草生えましたよええ。

マーベルよりどちらかと言うとDCコミック派なので、更に言えばバットマンが好きなので、凄く楽しみにしてたわけですけどもね。

この清々しいまでのすっ飛ばし具合。

ノーラン版バットマンが素晴らしいのは最早疑う余地もないですが、ザック版バットマンの雰囲気はそれでも悪くないなと思ってたんですよ。ティーザー映像公開時くらいまでは。

マーベル・アベンジャーズでもあるような「お前ら当然各作品観てから来てるんだろ?」的な展開にはもう慣れましたが、セレクトショップにシャツとネクタイを見に行ったらスーツから靴まで一式見せられて「お、おぅ…」ってなるような、映画どころかコミックを全作網羅してないといちいち意味不明な箇所があるというのは流石にどうかと思います。
原作知らない人がジョーカーの落書き入ったロビンのコスチューム見て何を感じたのか、突然現れて「俺早過ぎた?」的な事を聞いてくるフラッシュをどう思ったのか、色々聞いてみたい。

本来ならアフレック版『バットマン』単体を撮ってからの方が良かったような気もしなくないですが、『ダークナイト・ライジング』から数年しか経っていないので無理だったにしても、それならそれでこんなになるまで色々盛り込まずにシンプルに仕上げたら良かったんじゃないかと思います

まぁそうは言いつつも唐突にワンダーウーマンが登場する際の無駄な盛り上げ方は、あの流れの中でも「ところでお客様。シャツとネクタイには関係ありませんが、こちらのスター・ウォーズTシャツが大変オススメです」「買った」みたいな、悔しいけどちょっとワクワクした自分がいたのは認めるわ。

でもやっぱり全体的には不親切感半端ないのでこの評価。
決してエイミー・アダムスちゃんの入浴シーンで、字幕が凄く邪魔だったから吹き替え版も観に行ったのにそもそも関係なかった、という事で点数が低いわけじゃないです。
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