Kou

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のKouのレビュー・感想・評価

3.1
今日覚えた映画用語は「コラテラル・ダメージ」

「マニックピクシードリームガール」
「マクガフィン」に次いで、
使いこなせたらかっこいい言葉ですね。
横文字がかっこよく思える25歳児です😁



『マン・オブ・スティール』の続編であり
DCEU作品の第2弾ですね。
多くの批評家、そしてfilmarkerに
ボロクソに叩かれた本作。
皆さんはどうでしたか?
自分はなしよりのありよりのなし、でした。



最初の「なし」の部分。それは
前作の反省をこれっぽっちも活かしていないこと。
皆があれだけ前作で「上映時間が長い、冗長だ」
とグチをこぼしていたにも関わらず、
前作より10分も長くなっている。
なんなら完全版は3時間超え。
そりゃ酷評も増えるよ😓



次は「あり」の部分。
これはコラテラルダメージの描写が
めずらしく、面白い試みだったこと。
コラテラルダメージ、つまり民間犠牲。



前作『マン・オブ・スティール』で
批評の的となっていた

「民間人へのダメージを考えていない
ヒーローは(本当の)ヒーローなのか?」

という批評を逆手にとって
スーパーマンを”悪”として見せる描写をしたり、
前作終盤のシーン(スーパーマンvsゾッド将軍)を
市民やバットマンの視点から描くことで
スーパーマンが街を壊していく
(恐怖)が浮きあがっていて面白い。



この視点の変え方は、本作と比較されがちな
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
にはなかった視点。面白い試みでしたし、
「あり」な描写だったと思います。



そして最後の「なし」の部分。
それは詰め込みすぎて雑になっていること。
新生バットマンの背景、スーパーマンの苦悩、
ジャスティスリーグ誕生の布石など
一作品では到底おさまらない内容を
無理やりまとめているんです。

アメコミオタクにしか理解できない
とまで言っていいでしょう。
それだけ新規バイバイ👋な作品に
なってしまっているんです。



前作から改善したと思いきや、
別の批評点がでてしまった本作。
おしいけど、おしくない、
そんな感想が出てきてしまいますね。
でも、DCはずっとこういう路線でいてほしい。
矛盾してるけどね😅



(おまけ)
昔書いたレビューが残っていたので
いつものように再掲↓しておきます。
(今回はそんなにひどくなくてにっこり😊)

バットマンシリーズの最高峰はヒース・レジャーとクリスチャンベール主演のダークナイトだと思ってるので、新しいバットマンに馴染むのは少し厳しかった。

力の差を埋める為の物もあったが、やっぱり埋まらない差を感じたし、そういう意味ではただの人間であるバットマンと異星人のスーパーマンという構図はうまく表現されていたように思った。

スーパーマンシリーズを通してみたり映画館で観たらまた評価が違ってくるのかもしれない。
続編に期待。



2019年4月上旬 43本目
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