イヴ・サンローランのErikaのレビュー・感想・評価

イヴ・サンローランの伝記。
といっても彼の一生を描いたというのではなく、愛を中心に描いたという印象。

どうしてこのコレクションが生まれたのかというようにファッションの流れを追うストーリではないところが意外だった。
そのような描き方をしたのは、彼の人生そのものがファッション=芸術であり、それ自体を描けば自ずと「イヴ・サンローラン」という芸術作品が浮かび上がるからかなと。

イヴ・サンローランの恋人の献身さに感動。
ピエール・ニネの繊細さ、耽美さにため息。