ボロロボ

バウンドのボロロボのレビュー・感想・評価

バウンド(1996年製作の映画)
3.6
マトリックスシリーズの監督であるウオシャウスキー兄弟(現在は二人とも性転換して姉妹だけどね!)の監督デビュー作、とのことで、たまたまCATVで見かけて観賞。
冒頭10分くらいは見逃したものの、ちょうどヴァイオレット姉さんがコーキーちゃんをお誘いするあたりでして、イヤらしいおっさんは「ウホッ、これは百合展開?!」と思っていたら案の定。
カラミのシーンは大変美しく、スケベオヤジは堪能させていただきましたが、その後のマフィアがらみの展開はなかなかによかったです。派手さはなく、いかにも低予算なシーン作りではありますが、ケレン味の利いた演出やシーン切り換えは印象的。
コーキーちゃんが主役?と思いきや、途中からヴァイオレット姉さんが引っ張っていく形でお話は進んでいきますが、何と言ってもシーザー! 彼のキャラと俳優ジョー・パントリアーノの演技力が光ります。そしてしっかりと脇を固めるおっさん&じいさん俳優陣。みんなヴァイオレット姉さんにメロメロなんですな~。
オチは、まあ、安心のお約束ではありますが、低予算でもカッコよく見せられるぜ!というお手本のような映画です。
小粒でもピリッとした山椒のような作品を求めている方にはオススメ。
「ウオシャウスキー兄弟が姉妹となった原点はコレだ!」なんつってテレ東が放送したりしないよなあww
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