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マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマンのlove1109のレビュー・感想・評価

3.6
毒にも薬にもならない表現ほどむなしいものはない。政治や社会について、とりわけ、人がだまされ、搾取されることに対する怒りを、胸をぐさり突き刺すような辛辣さで描いてきたラルフ・ステッドマン。この映画を観ればそんな「不適切で」「残酷で」「過激な」表現の先にあるものが見えてくる。毒気いっぱい、かつ、グロテスクでありながら、ユーモラス。そして、どことなく品がある。ジョニー・デップもメロメロな、世界一カッコいい孤高のマンガ家です。
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