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ジャージー・ボーイズのymdのレビュー・感想・評価

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)
4.6
クリント・イーストウッドの懐の深さを改めて思い知る名作。
ポップス前夜を駆け抜けた問題児グループの興亡を愛情に満ちた眼差しで描ききっている。

世界がフランキー・ヴァリに恋した瞬間を、そしてポップスが本当の意味で大衆のものになった瞬間を、この映画は極めてフレッシュに表現している。

4人それぞれに偏りなく寄り添いながら時には突き放すストーリーテリング。もとがミュージカルであるからその要素もしっかりと踏まえつつも内情描写を突き詰めるクリント・イーストウッドの映画作りに曇りはない。

2014年、フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズの来日公演を運良く見ることができたのだが、当時はまだこの映画が完成されたばかりだった(本来予定されていた日程が映画制作と被って延期されたっけ)。

こうして映画を観てみると、あの場で歌われた曲にドラマがあったことに改めて感じ入る。
ちなみに、80才のフランキー、あの歌声は健在でした。