1960年代に音楽界に不滅の伝説を打ち立てたアメリカの4人組「ザ・フォー・シーズンズ」を題材にしたトニー賞受賞ミュージカルを、クリント・イーストウッドが映画化。
ニュージャージー州の貧しい地区に生まれた4人の若者が、自分たちの音楽とリード・ヴォーカル、フランキー・ヴァリの"天使の歌声"でつかみ取った栄光の軌跡。
主役のフランキー・ヴァリ役はミュージカルと同じジョン・ロイド・ヤングが演じ、美しいファルセットボイスを披露してます。
美しい歌声でファンを魅了したフランキー・ヴァリ、途中で加わった作曲&キーボードのボブ・ゴーディオ、フランキーの才能に惚れ込んだギターのトミー・デヴィート、ベースのニック・マッシ。
彼らの成功に伴う、金・女・家族・確執・・・
そして、彼らを見守りサポートする、地元マフィアのボス、ジップ・デカルロ(クリストファー・ウォーケン)。
ファースト・シングルの"Sherry"が生まれたシーンや、フランキー・ヴァリのソロ"Can't Take My Eyes Off You"など、名曲も多数楽しめます。
フランキーを引き入れたトミーは、若い頃に何度も刑務所に入るワルでバンド成功後も多額の借金を抱えメンバーに迷惑をかけ続けたしょーもない男なんですが、フランキー・ヴァリは彼への恩義を忘れず、捨て去らないのが何とも・・
本場のミュージカルも見て見たかったです。