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ゴーン・ガールのmylifeのレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.2
何の予備知識も持たず初鑑賞してみた。知っているのはデヴィッド・フィンチャー監督の作品と言うことだけ。

序盤からずっしりと引きずり込まれた感じでもある。妻の失踪から始まり…だが、これは単なる誘拐等の失踪事件ではない事を何か予感させるかのようでもあった。

公開捜査する事により主人がマスコミや世間からも批判されるようになるのも斬新な切り口だと思える。今にして思えばそれも大いなる伏線ではあるのかな。

そして、中盤あたりから失踪の原因が全て明かされる訳なのだが…このタイミングでのタネ明かしとは実に驚愕の展開ではあった。何も知らずに観ていた訳だが、もう言っちゃうの…ってな感じでセオリー無視なのが特に気に入った。

となると、それ以上の展開を期待すると言うのも至極当然のこと。後半にかけてのストーリー展開に期待せざるを得ないのだが少し想像の域を越えてきた展開だとも言える。大きくでは無く少しね。

最後まで気になったワードは“支配”かな…いやはや、凄い夫婦を見たものだ。何重にも張り巡らされた展開には圧倒させられる。

それに、敢えてサスペンスフルに描いていないのも見所の一つかな。最後まで観て思えたのは、あくまでも夫婦のドラマとして捉えているようだとも感じた。
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