げんき

ゴーン・ガールのげんきのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

『ファイトクラブ』のような大仕掛けで魅せてきたデヴィッド・フィンチャー。だんだん芸が細かくなって、丁寧な作り方になっている印象。

「現在と過去の並行描写」という所は『ソーシャルネットワーク』とやっていることは一緒。ただその並行描写から、次第にズレが生じていく。時間軸を並行で見せていたところから、次は同時間軸のズレへ。その中で人間関係はすれ違い続けている。
サスペンス部分、そしてホラー、最後にある夫婦のドロドロ恋愛ものといった印象。

物語が二転三転して、その度に「あぁ、ここが落ちか」と思わせる。けどそこからまた話が展開し、しかもそれが蛇足のようにグズつかずに別のテンポを保っている。


偽善や「良き夫・良き妻」という偽りの姿を演じることで周囲からの評価を受けることに自己満足を得る、狂気的な女に振り回される結婚生活。それに付き合う夫もイカレてる。
これは偏見だけど「SNSにたくさん投稿して承認欲求を満たす人」と被った。

あと終盤になってこんなトンデモ野郎をぶち込んでくるとは…
笑いポイントも盛り込まれている。


ベンアフレックは『チェイシングエイミー』でもエイミーっつう女に振り回されてた。エイミーという女性には要注意です。
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