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ゴーン・ガールのTAKAのレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.5
フィンチャーは自分の大好きな監督の1人なんですが、他の大好きな監督、アルジェント、デパルマなどと違うのが、ほぼ全ての作品が傑作であるという事(パニックルームだけは普通ですが)
コレって 本当に凄い事で、キューブリックでさえもここまで高確率ではないと思うんですよね。

そんな監督のサスペンス映画である 『ゴーンガール』公開時映画館で見て、2時間半があっというまだった事と、ある衝撃事実に驚いた事を覚えているのですが、今回再見して一番印象に残ったのがラスト、ベン・アフレックの決断。いやー心底震えるし気味悪いラスト。
今回すでにストーリーを知っていながら見たのですが、監督の演出力に脱帽。全編無駄が無く全く飽きさせない ストーリーの見せ方。この作品原作はベストセラーミステリーなのでストーリーが面白いのは確かなのですが、そのストーリーの底辺に漂う 結婚とはというある意味ブラックコメディみたいな部分は監督のアイデアだと思うのですよね、そしてその部分がこの作品の一番の肝であるという点にこの監督の力量をまざまざと見せ付けられました。
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