あかねちん

ゴーン・ガールのあかねちんのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

なにこの展開の嵐は!衝撃的すぎる...
観終わった後手汗びっちゃりの、何とも言えない空気感。

前半の"こいつあやしい、でもこいつもあやしい..."という疑心暗鬼の連続とゆっくりじわじわと続く不穏な空気にどことなく居心地の悪さを感じながらも、どんどんと物語に引き込まれ、話の本筋にただただ驚愕!怒涛のラストまでの滑走、そして正しいとも間違いともいえない結末は当の本人たちがお互いに納得してたらそれもありなのかな...

この映画に登場する人たちどの人たちにも共感はできないけど、それぞれが不憫。
エイミーは親にいい子を押し付けられ、逃げ込む時に頼りにした元彼にも昔のいい子の時のイメージを押し付けられ、旦那のニックはニックで嫁があんなサイコパスだし...。ただ浮気してるから同情もうまれないけど。
元彼は元彼でせっかく助けたのにあんな無惨に殺されちゃうし。
結局のところ旦那のニックだけはいい子のエイミーを押し付けなかったのがエイミーにとっては心を許せる相手だったの...かな?

最初と最後エイミー演じるロザムンド・パイクに見つめられる夫の目線から見たシーンと同じ言葉で締めくくられるが、同じシーン、同じ言葉のはずなのにここまで印象が変わってくるとは...
人間は何を考えているかわからない。それだけに本当に恐ろしい...。赤の他人同士が生活を共にする結婚ってなんだかいろいろとすごいなあと思った。

そして、ところどころ出てくる飼い猫のねこが癒しだったw
あかねちん

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