メラ

ゴーン・ガールのメラのレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.5
あまりに胸糞悪くて2回目は一生見ないと思うくらい強烈な作品でした。くるみ割り人形や"とある素晴らしい映画"を見た後にこの映画は結構答えるし、救われなさを見るとセブンの最後の衝撃もこうだったな…と思い出しました(笑)

 この映画の見どころは2つあります。1つ目はマスコミの悪い特徴である、断片的な情報を掲げて人を悪にも善にも仕立て上げて世論操作するのを最大限に表現・皮肉ってるところ。2つ目は妻エイミーの演技・行動です。この2つが融合した結果、そこらのホラーよりも怖い人の狂気を最大限に押し出した作品になってて見応えがあります。もう妻エイミーの頭が良くて狡猾で汚いところと世論と周りの人間をグッチャグチャにするサイコパスっぷりが凄いのよ・・・しかも他人事ではない分、リアルなホラーを体感できると思う・・・

 結局、妻の失踪に隠された背景に結婚や男女の価値観の違いが悩みの引き金になっていくけど、そんな現代社会の陰鬱なメッセージを痛いくらいに伝わるので、ある意味素晴らしい映画だと思う。そしてOPとEDの演出の良さがこの映画でもしっかり押さえられていて、デヴィッド・フィンチャー作品をもっと見ようというキッカケにもなりました。
胸糞悪くなる陰鬱な映画なんだけど、見てる最中は次に何が起こるかが分からないし持ち運ばれ方も凝った作りなので捻りの効いた作品を見たい人にはオススメします。

・・・ただ2回目も見ようという気持ちには一度もならなかったです(笑) そのくらい胸糞悪くなるところが、この映画の良いところでもあり悪いところでもあると思う。