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ゴーン・ガールのKotaHokariのレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
3.9
絵本「完璧なエイミー」のモデルとなった、主人公にして"ゴーン・ガール"と呼ばれることとなるエイミーは、幼い頃から完璧なエイミーと自分を比べ、いつしか天邪鬼な考えを持つ大人の女性となった。
そんな彼女が突然、旦那と住む家から不可解な失踪を遂げることで物語が始まる。

不自然に荒らされた現場。置き手紙に残されたヒント。宝探し。いとも簡単に操られていく世論。滑り落ちるように容疑をかけられていく旦那。

しかし物語はそのままでは終わらない。どちらになびくか分からない風の中で、淡々と緊張感を漂わせた展開を繰り広げていく。

そして最後に待ち受ける予測不可能な結末。

完璧なエイミーと本当のエイミー、表向きは円満な夫婦の破綻しかけた結婚生活、悪人だけが見破ることができたエイミーの真実、観る人を驚かせるサスペンスの中に様々な皮肉が込められた作品である。
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