ごんチキン

ゴーン・ガールのごんチキンのレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.0
ずっとずっと前から見たかった作品ですが、150分という長さで手をつけられず💦
ようやく見ることができたのでレビューします!

5回目の結婚記念日に突然失踪した妻エイミーを探すため、夫ニックは警察に協力を求める。しかし、捜査が進むにつれて暴かれる"夫婦の秘密"によって殺人容疑と世間の批判がニックに向いてしまい…というお話

ひとことで表すとするならば、「全世界の男に捧げる"しくじり先生 2時間半SP"」
できるだけネタバレせずに、どこまでレビューで書くかがとっても難しい作品だと思います…笑
そもそもなんでこんな恐ろしいことになったのか振り返って、過去を反省したくなりますよね(^◇^;)

本当にミステリー小説を読んでいるような早すぎたり遅すぎないスピード感がすごく良かったです
BGMがないので、最初は静かな映画という印象がありましたが、逆に音に邪魔されることなくゆっくり集中して見ることができます

僕は吹き替え派なので必ず最初はメニュー画面を開くのですが、もうその時点でなかなかヤバそうな雰囲気で音楽が怖い…💦
ストーリー展開も巧みで、最初はミステリーの雰囲気なんですけど話が二転三転四転くらいして、後半はもうホラーです
深夜に見たのですがラストの顔が怖すぎて眠気なんてぶっ飛びましたよ…笑

シャロンストーン主演の『氷の微笑』にも少し似てて、いわゆる「女って怖すぎ」な作品です
けれど一方的に男が翻弄されるのではなく、頭を使う静かな戦いがメインです
誰にでも秘密はあって、目に見えるものだけがすべてではないという恐怖をジワジワ押し付けられます(^◇^;)
「恋人や友達や家族を、本当にあなたはすべて知っていますか?」という問いかけをされたように感じます
モンスターや幽霊や殺人鬼という怖い生き物はたくさんいますが、最も怖いのは"平凡な市民を装って社会で上手に生きる危険人物"ですね💦
皆さんも気をつけてください…

そして時間が少し長めなので「見る気力がある!」という日じゃないとツライかもしれません…
さすが高評価の傑作!という印象でした
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