“水滴が素晴らしいのは、もっとも少ない経路を辿ること。人間はまったくもってその逆だ”
避けられない理不尽な出来事に遭遇したとき
ひとは、癒せない喪失感と後悔の念にかられる
なんとかその渦から抜け出したいのに、心のどこかにある感情が、固まって、動かない
このお話は、そんな出来事に見舞われ、時間が止まってしまった家族の再生物語。
その突破口を開いたのは10歳の少年スピヴェット。
やはり子どもは凄い。活路を見つける為に動こうとするのは、いつも子どもなんですね
そんなスピヴェットは、モンタナからワシントン・スミソニアンでの「受賞スピーチ」に出る為、旅出つのです
なぜなら彼は、発明の天才
永久運動の発明でスミソニアン協会の最高栄誉賞に耀いたのです
ただ、家族には内緒の旅
旅支度から笑えてしまう、彼独特の列車の旅
あなたも彼の精神世界を覗いて、ほのぼのするはず…
ユーモアとウイットに富んだ、優しいロードムービー、ぜひ全身全霊、浸ってみてください!
回り道しても良いもんね