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パワー・ゲームのjnkのレビュー・感想・評価

パワー・ゲーム(2013年製作の映画)
2.2
映画の中で盛大に揉めてる件がそもそも人殺しやスパイまでして盗みたいアイデアなのかというのが・・・
架空のIT企業だけどみんなMacBookとか使ってるし、Apple全盛の時代なら絶対あんな思考は流行らないと思う。なんかぼんやりした理屈言ってたけど一切納得できなかった。
あとわざわざ壮大に潜入させた割に最終的には携帯盗めばよかっただけって、それスリかひったくりの達人でも雇った方がいいような。
みんなスパイ杜撰すぎだし、ちょっと問い詰めたら動揺しまくるしあの会社の人たぶん向いてない。

自分が成功したからといって偉そうに部下にもアホみたいな上昇志向を押し付けてくる系の社長(CEOと言いたがる)はベンチャーによくいるけど、それを否定する話としてももう少しなんとかならなかったか。
あいつは入る会社と振る舞い方を間違っただけなのに、最終的に落ち着いてこっちの方が楽でいいやという結論はびっくりした。
ああいう一度選択に失敗して安定に走った人って、同じような事してる人が現れたら凄い勢いで否定しそう。
上昇志向そのものが悪いわけじゃないってのが原題のパラノイアに含まれてるのかと思ったけど、結局この主人公は今の正しい自分とそれ以外しか見えてないから、ずっと妄想にとりつかれたままでは。
幸せなら別にそれでいいけど人の邪魔したり説教したりしないでね。
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