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白鯨との闘いの地球へのレビュー・感想・評価

白鯨との闘い(2015年製作の映画)
4.3
有名な小説『白鯨』の隠された真実を描いた作品。

鯨と闘い沈没した捕鯨船の生き残りから、後に『白鯨』を執筆した作家がその真実を聞きだすところから映画は始まる。
そして、生き残りの乗組員がこれまで決して話さなかった真実が語られる、最初から重たい予感がする。

19世紀当時、鯨からとれる油(鯨油)は貴重な資源であり、捕鯨は一大産業であった。
捕鯨船の乗組員は命がけではあるが、大金を手にすることができる仕事でもあった。
一攫千金を夢見た男たちが、鯨をを求めて出港していく。

1956年公開の映画『白鯨』では、巨大な鯨に襲われた捕鯨船が沈没して終わっている。
しかし本作は、沈没した捕鯨船から逃れた乗組員の漂流も描かれている。
小さなボートに乗り移った乗組員は、わずかな水と食料のみで「90日」の漂流の後に救出された。
水もなく、食料もなくどのようにして生き長らえたのか、究極の選択を強いられた。
神の領域に迷い込んだのか・・・

絶望の状況(漂流)は、正に地獄絵図でも見るような体験(映画を観る者に)となる。
映画の題名(邦題)から壮絶な巨大鯨との闘いを描いた作品と思って観に行きましたが、本当に重たい作品でした。

白鯨とは神の存在なのでしょうか?
映画の原題 『In the Heart of the Sea』 からそんな事も考えられました。

あなたならどうしますか?
そんなメッセージーが、何度も何度も頭の中を駆け巡っているように思います。

年末年始の長期休暇に加えて、年始の新年会が重なりFilmarksをサボっていましたが今日から復帰です。
本年もよろしくお願いします。

2016年最初の映画、2D&字幕で鑑賞