カトヤン

白鯨との闘いのカトヤンのレビュー・感想・評価

白鯨との闘い(2015年製作の映画)
4.2
かつてクジラの油は文明を支えていた。乱獲する人間たちを文明の利器ともども白鯨は海に沈める。
ある事件が起こった後、クジラとの視線の交わし合いが全てを物語るように思えた。
海で生きるクジラは自然を代表し、自然の掟によって生きている。この事件も人間もまた海の上ではその掟で生きざる得ないということかもしれない。またはクジラに向けていた欲望が我が身にふりかかる歴史の繰り返しか。

ロン・ハワードの作品としては前作「ラッシュ」よりも好きかもしれません。自然や人間に対する敬意という部分においてこの人は通底してますね。
クリス・ヘムズワースが前半サーファーにしか見えない所以外素晴らしいと思いました。
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