広島カップ

ジャッジ 裁かれる判事の広島カップのレビュー・感想・評価

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)
4.5
最近、老男優の活躍に惹かれる私。
若い頃の作品と枯れて円熟味を見せる最近の作品における彼らを観比べることに密かな喜びを感じています。

『ゲティ家の身代金』(2018)と『サウンド・オブ・ミュージック』(1964)のクリストファー・プラマー。
『ジーサンズ』(2016)と『暗くなるまで待って』(1967)のアラン・アーキン。
『アンコール!!』(2012)と『コレクター』(1965)のテレンス・スタンプ。
そして本作と『アラバマ物語』(1962)のロバート・デュバル。

1960年代の彼らと2010年代の彼らの間には、約半世紀という月日が流れています。
役者としてサァこれからという時の彼らの生き生きとした演技、人生における年輪を積み重ね掛け値なしの老人を演じている彼ら。
両作の演技の間には嘘偽りの無い彼らの人生が横たわっているのが手で触るようにダイレクトに伝わってきます。

本作に主演しているもう一人のロバートすなわち、ロバート・ダウニー・Jr.は本作出演時39才。
50年後は一体どんな役者になっているでしょうか?
その頃には私、ほぼ確実に黒枠の人になっていて確かめようが無いのが少し残念です。笑
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