ガイ・リッチー作品はそれ程得意ではないのだが楽しめた。「キングスマン」と比較する人は多いのではないか。ガイ・リッチーとマシュー・ボーンが別々になって同時代にスパイ・コメディ・アクションを作っているのはなんという偶然か。
とにかくスタイリッシュである。出てくる人もみんな綺麗である。ハリウッドナイズされたと指さされているがガイ・リッチーっぽい台詞、ギャグ、シーンが出てくる。それが良さでありそれ以上のものはない。だからなんだと言わんばかりだ。ちゃんとミステリーもある。
バディものとして扱われているが、ソロ、イリヤ、ギャビーの三人のワカチャカ感が楽しい。一番魅力的なのはイリヤ。この三人が動いているのをずっと観ていたいと思った作品だった。
エリザベス・デビッキの美しさと存在感がすごい。もっと劇中出ていて欲しいと思った。
選曲もいいので音響拘った映画館で観るべき。