シネオ

コードネーム U.N.C.L.E.のシネオのレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
4.0
アクション満載のミッションインポッシブルに、ぶっ飛んだキングスマンに、これから封切られるシリアスな007に、今年はホントにスパイ・イヤーですね!この映画も楽しみにしていた1本。まさに原点回帰な60sのスパイ全盛期が舞台だから、期待も膨らみます。60年代に放映されていた原作のナポレオンソロは、さすがに知りませんが(笑)

東西冷戦時代に、まさしく犬猿の仲なアメリカCIAとロシアKGBのエリートスパイが手を組み、核兵器テロを阻止するというすごい設定のバディムービー。そんな二人だけど、だんだん息の合ってくるユーモラスな展開こそ、この映画の魅力。加えて各国の関係者が絡み合う騙し騙されの群像劇は、誰が何を企んでるのかドキドキ。スピード感もあって興奮しました。最近のスパイ映画に比べると重い緊張感はないけど、ショーンコネリー時代のジェームズボンド的な上質ウィットが、かえって新鮮かなぁ。
アクションもガイリッチー的なおフザケ満載で、ニヤニヤしっぱなし。見せ方や構図がうまいから、スクリーンに引き込まれます。

何より全編にあふれるシックスティーズが、スタイリッシュで楽しい。音楽やファッションはもちろん、ヨーロッパの街並みからクルマやバイクやモーターボートに、アナログなスパイ道具までガイリッチー監督こだわりのディテールで、全編が輝いてる。随所にみられるスプリット画面も、スパイムービー愛を感じました。

あとねやっぱり役者たちがかっこいい。スーパーマンでおなじみのヘンリー・カビルとローンレンジャーのアーミー・ハマーが、マッチョなスーツのキレのいいアクションに惚れ惚れ。久々のヒュー・グラントもいい役で出てるんだな。ヒロインのスウェーデン人アリシア・ビカンダーも、様々な表情を魅せるキュートな女優さんでした。

期待してたスパイ感はそんなになかったけど、話もそこそこ面白いし、007のように重くないし、テンポがよくてお洒落。スカッとしたい時やデートには、最適なエンタメ映画です(笑)

2015.11.17 新宿ピカデリー