Mrs.フロイ

コードネーム U.N.C.L.E.のMrs.フロイのレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
3.4
イリヤ~♡
とにかくイリヤが観たくて映画館に駆け込む。
おんや?これは「0011ナポレオンソロ」じゃなかったんだっけ…
気どったソロを皮肉屋のイリヤが「お宅、それおかしいんじゃないの!?」とか茶化すやつ……
イリヤは白い肌に金髪、碧眼のいかにもロシアのスパイ風情の1960年代のテレビドラマ版とは違って、「まるでボディビルの選手にでもなれそうだね」と言われる長身ガッチリタイプのアーミー・ハマー。
ひたすら真面目で融通の効かない奴。
対するアメリカのスパイのソロは、これも胸板厚いスーパーマンのヘンリー・カヴィル。

映画館に行く前にネットで昭和40年当時のテレビドラマ版の「0011ナポレオンソロ」を思わず見てしまった。
ソロはロバート・ヴォーン、もちろん日本語吹き替えで矢島正明、イリヤは言わずと知れたデビット・マッカラムの野沢那智。
軽妙な「日本語」の掛け合い!
日本での当時の大ヒットは、この日本語吹き替えに負うところが大きい。

映画冒頭第二次世界大戦が原爆の投下で終了し、敗戦国のドイツは東西に分割、ベルリンの壁が築かれ、米国とソ連の東西冷戦時代が始まった事をスタイリッシュな映像で手際良く描かれる。

時の米国大統領は、ジョン・F・ケネディ、対するソ連はフルシチョウフ首相。旧式のブラウン管テレビにケネディの演説が流れ、共産主義陣営許すまじの舌鋒が鋭い。
この対立激しい両陣営のCIAとKGBの双方を代表するスパイが、コンビとなって核の脅威と戦う設定はテレビドラマと同様。

前半はコレじゃない感がいっぱいだったが、後半第3の国スパイの本場が参上する頃にはガイ・リッチー監督の手練手管に乗せられて、全く新たなスパイ映画として多いに楽しめた。