PolarBear

コードネーム U.N.C.L.E.のPolarBearのネタバレレビュー・内容・結末

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

 映画の予告編で観た設定に惹かれて視聴。カーアクションを始めとして動きのある内容になるという予想を立て,4DX2Dを選んだ。内容は,大雑把に言ってしまうと,キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン+007って感じ。もしくはオーシャンズ+ミッションインポッシブルとか,+ツーリストとか。とにかくスタイリッシュ。
 冒頭で場面設定が行われたのだが,それがとにかく鬱陶しかった。しかし状況説明が終わり,物語が動き始めるその瞬間は,はっとした。それまでは記録映画のような体で流れていたのだが,“本編”が始まってからもそのテイストは変わらず,意識が分断されることなく一瞬でぐっと引きこまれてしまったのだ。なかなかの演出。

 冒頭シーンでは,主要人物が背中で語られる部分が多く,それもまたスタイリッシュさを演出していた。主役の一人,アメリカのスパイ=ナポレオン・ソロはピアース・ブロスナンの007のようなカッコ良さ(美女に弱いところも),ソ連のスパイ=イリヤ・クリヤキンは短気だがいい奴,ヒロインのギャビー・テラーは可愛らしく美しい。時間を忘れる面白さだった。
 脇を固めるヒュー・グラントに驚く。こんなに歳をとってしまったかって。また,イギリスの作品ということで,名脇役ジャレッド・ハリスも重要な役どころで登場。またカメオ出演だが,元サッカー選手のデビッド・ベッカムも登場している。ハリー・ポッターシリーズで最も色濃いが,イギリスの作品には英国人を登場させたがる傾向が強い。この作品にも反映されていたわけだ。

 私は知らなかったが,この作品は1960年代にイギリスのテレビシリーズで人気を博した作品のリバイバル,映画版だということだ。どうりで設定が古いわけだ。監督がシャーロック・ホームズシリーズのガイ・リッチー。やはりイギリス色が。
 内容についてだが,私は常にスパイ映画ってあまり傾向が変わらないと感じていて,今作もそういう印象を受けた。しかし事件が解決する段階の展開はお見事。そして絶対に続編があるなと思わせるエンディング。音楽も素晴らしかった。
 コードネームUNCLEが出てくるのが作品の最終盤。こういうの最近観たなと思い,記憶をたどると,そうそう,ファンタスティック・フォーがそうだったと思い至った。でも作品のテイストは全く違うけれど。
 続編も観にいくと思います。4DXが素晴らしかったので,次作も4DXでエンターテインメントを楽しもうと思います。