スティーブ

コードネーム U.N.C.L.E.のスティーブのレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
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東西分断後のドイツで核弾頭開発者のドイツ人博士を保護するために、米ソのスパイが共同で博士の娘とともに奪還任務に就く、というスパイアクション。

めっっっちゃくちゃおもしろかった。個人的に現時点でガイ・リッチーの最高傑作。まずプレイボーイのソロ、堅物のクリヤキンという二人のスパイのキャラクターが秀逸。お互いに憎まれ口を叩き、冗談をかわし、それでいて息はぴったり。もうずっと二人で言い合いしててくれよ!と思ってしまった。その二人に挟まれる娘のジャビイもいい。ガイ・リッチーというと、やりすぎゆえに不要な演出も多い印象なんだけど、本作は無駄がなくスマート、かつリッチーらしい冗談や皮肉、ユーモアもたっぷり(沈むボートを背景に食事したり、拷問したりするシーンは最高だった!)。アクションもメリハリがきいていたし、脚本も二転三転があってよく練られていた。これはマジで続編が観たい。