爽快かつ軽快なスパイアクション。舞台は1960年のイタリアで、ファッション、音楽、装飾など映画全体がレトロでお洒落。ヘンリー・カヴィル、アーミー・ハマーの2人は屈強かつセクシーで最高にクールなタッグだし、アリシア・ヴィキャンデルはめちゃくちゃ可愛い。エリザベス・デビッキの知的で冷たい女王のような演技も恐ろしくて良い。
『スナッチ』を見ても思ったけれど、ガイ・リッチーの作品は、結構タランティーノっぽさを感じる部分もありながら、過激で気持ちの良いバイオレンスというよりも、軽妙で知的で、肩肘の張っていないようなラストだなあ、と感じる。