Yoshimasa

コードネーム U.N.C.L.E.のYoshimasaのレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
3.7
スパイアクションでバディものの映画って久々に見た気がする。

最近では「アラジン」の実写版が有名な(今の今まで監督したの知らなかった)、
ガイ・リッチー監督作品。
個人的には「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や
「スナッチ」で大好きになり、
「シャーロック・ホームズ」もなかなか面白かったけど、
本来絶対面白いはずの「リボルバー」「ロックンローラ」といった、
登場人物てんこ盛りで別々で話が進んでいくけど最終的につながってくるみたいな
群像劇がいまいちだったのでなかなか遠ざかっていた。

もともとは過去に放送されたTVドラマのリメイク作品。
東西冷戦時代、本来では絶対にありえないアメリカCIAとソ連KGBが手を組み、
国際犯罪組織を追うという設定。
敵の敵は友、みたいな。。
CIAスパイはスマートでたまに皮肉めいたジョークを言うシュッとしたイケメン、
KGBからは堅物で若干の童貞臭がするパワー系真面目野郎。(説明雑)
国も思考も性格も違う凸凹な2人が共通の敵を追って活動するが、
手がかりとなる人物としてひとりの女性を探すことになったが…。

ガイ・リッチー特有の軽快なテンポと早い台詞の応酬。
さらに磨きがかかったのか、ちょっと目を離すと次々と会話が進む。
「実は裏でこんなことしてました」的な種明かしも面白く、
最後に明らかになる作戦の全貌もなかなかに騙された。

主役の2人がいいよね。
CIAのほうのヘンリー・カヴィルはもはやスーパーマンにしか見えないけど、
それでもキャラ通りシュッとしているので見ていて飽きないです。
やっぱり今も昔も映画スターは顔がよくて何でもできてかっこよければ
映画が面白くなるのです。
Yoshimasa

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