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リトルプリンス 星の王子さまと私のKUBOのレビュー・感想・評価

2.5
今日の試写会は「リトルプリンス 星の王子さまと私」。

最初にズバッと言ってしまうと、「星の王子さま」が好きで何度も読み返している大人の鑑賞に耐える作品ではありません。

タイトルにも、星の王子さまと「私」とあり、予告編にも「あの、星の王子さま には続きがあった」などと言っているので、最大限期待せずフラットな気持ちで見ようとしましたが、やはり心配した通り、その続きとやらは蛇足だし、「星の王子さま」本来の良さは感じられませんでした。

なぜがっかりしたのかはあえて書きません。それがネタバレになってしまうから。ただ現代部分はCGで、「星の王子さま」本編の世界はクレイアニメで分けて再現する工夫は評価でき、クレイアニメはいい味を出していました。そこだけ編集したらいいものになるかも。

この作品を見てサン・テグジュペリの原作を読んでみようという人が増えてくれればまだ意味はあるが、この作品を見て「星の王子さま」ってこんなものかと思われたら残念で仕方がない。
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