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リトルプリンス 星の王子さまと私のkevinのレビュー・感想・評価

4.5
良い学校に入るため、良い人生を送るために勉強漬けの毎日を過ごす9歳の女の子。
引っ越し先の隣の家には変わり者のおじいさんが住んでいた。
おじいさんは昔、砂漠で王子さまに会ったのだという…。


星の王子さまのその後のお話。
星の王子さまを読んでいなくても劇中で内容に触れるので問題ありませんが、やはり映画だけではわかりにくいかと。
なので僕は読んでおくことをオススメします。実は読んだことなかったんですけど、この映画を楽しむためには必要だと感じて最近読み終えました。
文章も少なくて早い人なら1日で読み終えられるはず。
映画がよりわかりやすくなり余裕もできますし。

女の子がおじいさんと過ごす素敵な時間も素晴らしいんですが、やはり一番はおじいさんと王子さまのお話のストップモーションアニメの美しさ!こんなに美しく作ってくれてありがとう!動く絵本を読んでいるかの如く、息をするのも忘れるのではと思うぐらい引き込まれました。

そんな美しさがあるからこそ、悲しみがより輝いて、冒険への決意に変わるという展開にもメリハリがきいてました。
予告でおじいさんが運ばれるシーンがあるのは知ってましたけど、やっぱ泣いちゃいました。
無理だよ!こんなの切なすぎる!


で、女の子が王子さまを探しに冒険に出るんですが…ここはネタバレな部分もあり、しかもそこが一気にこの映画の評価を変えそうな部分なので…あとでコメントのとこに書きます。


王子さまが学び、飛行士に伝え、女の子へと伝わる想い。
本当に大切なことは目には見えないということ。
単なる多くの中のひとつからたったひとつのものに変わった時…。
そんな忘れていたことがキラキラと輝きだす素敵な物語。
星の王子さまと《私》の物語です。
なかなかいい邦題つけたな…。

あ、そうそう、キツネ(ぬいぐるみ)がとてつもなく可愛いのです!半端なく!

追記
人が生きる為に社会があるはずなのに、いつの間にか社会を生かすために人が生きるようになっていってしまって…それはそれで必要なことだとは思いますが、それだけではあまりにも悲しい。
現実は物語のように綺麗ではありません。こんなのきれい事だと思います。
それでも、すっかり忘れていた部分に光を当ててくれるこの映画は素敵だと思いました。
大人はわかっていないんじゃなくて忘れてしまっているだけなんだなぁ…忘れないようにしなきゃ。
もし自分に子供がいたら星の王子さまの本と合わせて教えてあげたいです。