まつき

リトルプリンス 星の王子さまと私のまつきのレビュー・感想・評価

3.8
"優秀な大人"になることを強いられた女の子が主人公。彼女のいる現代を中心とし、児童文学「星の王子さま」を映像化しつつ、その後を描いた物語。原作と同じく「子供の心を忘れてしまった大人」へのメッセージ性が強く、意外にも大人向けな作品(だと私は思う)。原作表現シーンにおける、紙を使ったストップモーションアニメが印象的。

原作の小説は読んでいないため、本作への理解が少しふんわりぎみ。でも、そのふんわりぼんやりとした感覚が面白かった。

原作表現シーンでの、児童文学ならではの抽象的ファンタジー。語られる哲学的な言葉。不思議な世界に浸っていく。

そして、原作シーンと現実的な現代が並行して描かれて、やがて現実なのか夢なのか、境界線がぼやけていく。子供と大人の境界線も、ぼやけていくように感じた。

その、現実か夢かわからない世界に、女の子と一緒に飛び込んで行くと、「大切なこと」が待っている。

女の子が物語の中で「大切なこと」を見つけ、成長していく姿には、泣いてしまった。
その他にも、大人の心に響く言葉が多数あり、劇場内ではボロ泣きしている人も見受けられた。

多分もう一回観に行きます。