ノラネコの呑んで観るシネマ

リトルプリンス 星の王子さまと私のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.4
原作もだけど、テレビアニメの「プチ・プランス」世代には懐かしいタイトル。
前半は超マニュアル人間の母と暮らす少女が、隣家の“飛行士さん”から若き日に出会った星の王子様の物語を聞く。
現実パートがCG、原作パートは素晴らしいクオリティのストップモーションで描かれる。
此処まではなるほど、古典のテーマをこういう方法で分かりやすく抽出したかと予想できる範囲。
だが映画は原作の再解釈に留まらず、後半オリジナルの「続編」となる特異な構成となっている。
これを蛇足ととるか否かで、本作の評価は変わりそう。
私的には、様々な読み解きがなされている原作に対する、現在の作り手によるアンサーとしてアリだと思う。
大人になること、忘れることの意味。
後半はむしろ、かつて星の王子様の心を持っていたはずの、大人にこそ向けられた物語かもしれないな。