福原実

リトルプリンス 星の王子さまと私の福原実のレビュー・感想・評価

2.8
9歳の女の子が隣家のおじいさんと交流を深めながら、彼の語る星の王子様に触れるという話。

祝日のレディースデイのせいか混んでいて、客層が親子連れで子どもはほぼ女の子。極端。

今回初めて原作を読んでから鑑賞。
前半は母親から徹底した管理教育を受ける主人公が、老人と仲良くなりながら少しずつ子どもらしい笑顔になっていく過程がよく描けていた。区画整理されてどれも同じ形の街並みと、ボロ屋だけどカラフルで自然豊かなおじいさんの家との対比が極端でユニークだった。レトロなインテリアもツボだった。

原作を語る部分は挿絵に近い絵柄で丁寧につくられていて、泣ける場面も多く楽しめたが、主人公が王子を探しに旅立つ中盤以降は、かなり行き当たりばったりな展開で台無しに。大人社会への風刺ばかり極端に強調され、メルヘンな部分が希薄になっていった感じ。子どもが観て楽しめるかどうかは疑問。

キツネと王子のやりとりが1番の号泣ポイントだった。キツネ役の伊勢谷友介がカッコいい。
あと、飛行機が飛び立つ部分の細かい演出は楽しかった!