このレビューはネタバレを含みます
主人公の女の子は、母親と2人暮らし。母親はキャリアウーマンのようで、どこかアナと雪の女王のエルサに似ている。日常をこなすことが大切で、勉強づけの日々を送るが、ある時隣に住む飛行士の老人から、星の王子様について書かれたノートの紙飛行機が届く。
隣に住む86歳の老人は、飛行機を飛ばそうとしたり、無免許で運転したりして、変人扱いされていた。
人はいろいろな星に住んでいる。お金を数えるのが好きな人、おべっかを言われるのが好きな人、・・異常な人たちが出てくる。
女の子が机に縛り付けられて、勉強させられるシーンは怖いものがある。そのまま卒業すれば、待っているのは人間性をなくし、仕事をするだけのロボットのような大人になるだけなのだ。好奇心、創造性、行動力・・・そういった子供ゴコロをなくしてしまった人を、大人というのかもしれない。
星の王子様も、この大人の星に閉じ込められたようで、煙突掃除をするだけの毎日を送っていた。女の子に見つかると、サボっていませんよ!言いつけないでね!などと、しっかり奴隷根性が身についていたw
セリフもイキイキしたものではなく、忙しいしか言わなくなる。仕事中なんだ。邪魔しないでくれ。大人がいいそうなセリフだ。