『グッド・ウィル・ハンティング』の
ガス・ヴァン・サント監督 x マット・デイモン の名コンビってことで、(宣伝的に)もっと盛り上がってもいい作品だったと思うんだけれど、内容があんまり明るくないせいか、色気がないせいか、今ひとつ地味な作品群に入ってる気がするよね。面白い映画なのに。
正義の定義なんてものはないし、10人いればそれぞれに求めるものも違う。
一つじゃないはずの答えも、集団を動かすためには一つに決めなければいけない。
簡単に割り切れるものではないから自分の正義を信じるしかないのだろうし、それを信念って呼ぶんだろうけれど、信じているものが揺らいだら、信念の行き場所はどうなってしまうのか。
終始ずーっともやもやして気持ちよくはないかもしれないけれど、そのもやもやした気持ちってのは忘れずに持っていたいね。