【悪いことが重なりまくる、あなたを抱きしめたい！】
主人公のフランシスは、いつも明るく振る舞っていて、親友のソフィーさえいればそれでいい。大好きなんです。だけど、ソフィーは彼もいて、彼との暮らしもあって、目標もあるし、フランシスとばかりいられない…
前に前に、と進んでしまう親友に対して、やきもちを妬いたり、気にしていないと言うように振る舞ったりする場面にクラクラしてしまいます。夢があるから立ち止まることもあるし、暮らしが落ち着いていく周りの友人たちから取り残されたような寂しい感覚。
しかも、夢の方もなかなかうまくいかないフランシス。ありとあらゆる選択を間違えるんだけど、果敢に、いつも自分らしく、挫けちゃう時も、なんとか立ち上がる。
絶対に諦めたくないものを手放した時に、これまでうまくいかなかったことがうまくいく瞬間もあるのかもよ！と、ポンと肩を叩いてくれているような感覚になりました。
今と昔が交差して、本当に自分の思い出を見ているような感覚になる作品でした。
