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フランシス・ハのveのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
4.3
モラトリアムの終わりにもがきながら、街を走るフランシス。何か目的に向かうというより、どこか逃避しているかのような、それでいて軽やかな横スクロール。例え上手くいかなくても、その試行錯誤する姿が愛おしい。どんな場面にも明るい音楽が流れ、それに合わせて彼女は踊り続けるのだ。

彼女自身の不器用さや会話のなかで見られるイタさ、生活のダメダメ加減も、1人のキャラクターとして魅力的に思えるのだから不思議。彼女のことを放っておけなく思い、ラストのちょっとした幸せがまるで我が事のように嬉しくなってしまいました。