27歳ダンサー志望のフランシス(グレタ・ガーウィグ)。ゆるゆるとした日常を送っていた彼女が、恋人からのプロポーズを断った直後に親友のソフィアからルームシェアを解消されたり、次々に悪いことが重なっていく話。
どこまで続いていくのか不安になるけど強がりながらも生きていくしかない。その中でフランシスが色々なことに気付き成長していくところがとてもいい。途中までは新手の鬱映画かと思いましたが、内容の割には暗さを感じさせず、ラストは爽やかさすら感じられて良かったです。
フランシスがまだ少しのプライドを持っていて、虚勢を張っているところ、共感できるなぁ~。とにかく要領が悪いフランシス、ちょっとイタイ女です。でも、ソフィアとのじゃれあいとか、税金還付で喜んだり、走って転んだり、魅力的なシーンも多かったです。グレタ・ガーウィグ好きになりました。
ニューヨークで生きていく若者たちの日常が見られるのもいいですね。
最後はフランシスを応援したくなるような映画。デヴィット・ボウイの「モダン・ラブ」がいいところで流れるのも素敵でしたね~(´∇`)
モノクロの映像はキレイで、情報量が少ない分だけ、しっかりストーリーに集中出来たし、ストーリーも解りやすかったので、見易かったですね。
2回目以降は音を消して流しっぱなしにしても楽しめそう...かな。