舞台はニューヨーク、プロのダンサーを目指すフランシスの日々を綴ったモノクロ作品。
その日暮らしにも近いフランシスの日常や日々訪れる出会いと別れは、ニューヨークの夢追う若者達の刹那的、享楽的な雰囲気がよく出ています。登場人物達は甘っちょろいといえばそうだけれど、私はとても好きです。
個人的には現代劇のモノクロは色味が寒い(寂しい)感じがして苦手なんだけれど、この映画は画面がとても賑やかで屋内のシーンが多いせいかあまり気にせず楽しめた。
おしゃべりのシーンから動きのあるシーンになると急にBGMが流れてとても印象的。比較的コミカルタッチせいか何故かサザエさん(カツオが出かける時のイメージ)を思い出す。