からあげ

フランシス・ハのからあげのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
3.5
背中にリュックをしょって街中を軽快に走り
抜けて行く。
これが主人公そのものなんだろう!
生き方、人生の見つめ方なんだろう。

ちょっと休憩したらまた走り出す生きざまの
中で生き甲斐を探り見つけ出す。
20代後半のラストチャンスをちゃんと生き抜い
ている姿があって、
苦労を苦労と見せない明るさ素直さがいい。

しかし、
彼氏の前でも可愛く甘えることもできない
強がってみせる負けず嫌い
ひとりでよく喋ってばかりで
部屋の片づけが下手で
色気も女らしさも見当たらない
不器用な生き方しかできない
そんな27歳の主人公フランシスなんだけど‥

生き方は正直で嘘もない。
真っ直ぐな気持ちで今を生き、謳歌している。
人それぞれ幸せの形は違って、その人なりの
人生の過ごし方があったりするから、
正解なんて人によって違ってくるんですよね。


全部モノクロだったんですが、個人的にカラーが
良かった。街の色、風景の色、主人公の色を
観たかったです♪
からあげ

からあげ