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フランシス・ハのduramettoのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
4.4
主人公のグレダカーウィグがすてき。いい人ではないし、ズボラだし、見栄っ張りだし、思いやりもないけど、愛おしい。

劇中で主人公がにっちもさっちもいかなくなり、仕事もうまくいかず、友人には離れられ、気晴らしに行ったパリでは時差ボケで何もできないというザマを見ても「おれだけはお前のこと分かってるぞ!」という気持ちにさせる魅力があるんだよなあ。

ラストシーンがほんとうにすてき。そこで怒らず、折り曲げてよしと出来るのが、フランシスの魅力なんだよな!
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