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フランシス・ハのwarderbrothersのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
3.8
ー感想ー
タイトルの意味が最後の最後でわかるタイプの作品で最も「なんやねんそれ!」とつっこみたくなりました。というかつっこみました。

まさか、折るんとちゃうやろな、その紙折るんとちゃうやろな。ほんまに折るんかいーー!

こてこての大阪弁で喋ってまうほどのオチでしたわ。


ー考察ー
『モラトリアム期』
モラトリアム期から抜けていない20代後半の人たちが相当数いそうな気がするこの頃。
モラトリアム期とは、青年期の若者が自分の生き方を確立せずにぶらぶらと模索することが許される猶予期間のことだが、その時期の終わりはいったいいつなんでしょう。
大学に進学することが当たり前になってしまい、22歳までがモラトリアム期だと思いきや、転職するのが当たり前の時代が到来し、大人らしくどっしりと構えるのは何歳からできることやら。

青年期の延長は良いことのようにも思われますが、晩婚化をさらに進めたり、アイデンティティの獲得失敗の恐れがありそうな気がしますので、少し危機感を持って大人らしく行動できるようになりたいと思った23歳の私でした。
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