かのん

恋愛の温度のかのんのレビュー・感想・評価

恋愛の温度(2012年製作の映画)
2.5
同じ銀行で働くドンヒ(イミンギ)とヨン(キムミニ)は、3年にも渡り周囲に内緒で社内恋愛を貫いていた。ある日、何気ない喧嘩で破局を迎えるが、お互いへの執着心を抑えることができなくなり、周囲を巻きこんで大騒ぎを繰り広げる。押し殺していた感情をすべてさらけ出してようやく互いの本心に気づいたふたりは、ヨリを戻すことにするが…

ーーーーーーーーー

理由も思い出せないような喧嘩の勢いで破局した分、どちらも未練タラタラで端から見ていたら苦笑モノ。しかも同じ社内でそんなことされては周りがいたたまれない。勝手にSNSにログインして成り済ましてチャット返信、相手の新しい恋人の個人情報を突き止めて電話するなど、コメディとはいえやり口に引いた。ヨリを戻してから職場でもイチャついていて大学時代のサークル内恋愛を見ているようだった。

復縁してからは、もう喧嘩しないように感情を表に出さず、仕事で爆発。相手を大切に想うからこそ自分が折れるようにするのが良いんだ、と接する分、一緒にいても前のような関係性には戻れない。
きっとそこをもう一歩乗り越えて進まないことには「相手を想い合う関係性」というのは構築できないんだろうな。

構成が謎のインタビュー形式でカメラも手持ちなのが気になっていたが、終盤でそのカラクリが分かるものの、よくわからない設定。

自分の性格とは違って感情を表に出すドンヒを演じたことが印象的だった、というイミンギのインタビューを見て観賞。イミンギがカッコいいから、の気持ちで見ていたが、序盤のドタバタ加減は共感性羞恥心を感じてしまった。とはいえ絶叫マシーンに乗ってイケメンでい続けられるイミンギは凄い。
かのん

かのん