カント

人生は、奇跡の詩のカントのレビュー・感想・評価

人生は、奇跡の詩(2005年製作の映画)
3.4
イラク戦争版「ライフ・イズ・ビューティフル」
大筋(前半コメディ/後半の戦場)はセルフ・リメイクか?と思える程、似通っているが…

ロベルト・ベニーニが脚本を書くと、どうしても“そう言う方向”の作品になる。
死の淵まで追いかける究極のストーカー(笑)
※神曲のダンテを模倣したのか?

諦めの悪さ天下一品。
hope希望、時折やらかす大爆笑。
テーマ曲が絶妙のタイミング。

詩人のアッティリオは夢に見続ける女性が居た。
それは45歳の妙齢を過ぎた美熟女ヴィットリオ。
一生懸命に詩を献じるが報われない。

アッティリオの盟友フアド。
バグダッド出身のフアドは2003年3月に!イラクへ帰国。
フアドの取材でヴィットリオもバグダッドへ。

2001年9月11日の【報復戦争】は2003年3月に始まる。
アメリカがイラクを攻撃し始めた。

ヴィットリオ負傷の情報。
イラクの首都バグダッドの空港閉鎖。
ヴィットリオの元へ駆け付けたいアッティリオ。
空爆の雨のバグダッドへ、アッティリオはたどり着けるのか?

ジャン・レノの演じるイラク人。
「テルマエ・ロマエ」で、阿部や北村、宍戸が古代ローマ人を演じたけれど、ジャン・レノのイラク人も同様の滑稽さが有る。

フアドも報われないし、若干ストーリーが破綻している感じがした。
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