橋素電

アントマンの橋素電のネタバレレビュー・内容・結末

アントマン(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作を知っている方はビックリしたと思いますが、アントマンを生んだハンク・ピム博士の話ではなく、二代目アントマン スコット・ラングが主人公のお話です

アベンジャーズには既にブルース・バナー(ハルク)とトニー・スターク(アイアンマン)という博士キャラがいますので、それとの差別化を図る狙いが大きかったのではないかなと

また、コミックではハンク・ピム博士の別人格として登場するイエロージャケットは全くの別人で主人公のライバルとして登場し、わりと大胆な物語の再構成がされています

この映画のクライマックスには同じ能力を持つヴィランとの激闘は欠かせないプロットなので、この改編は作品を面白くする為に重要な決断でした

ミクロの決死圏 インナースペース ミクロキッズなど「縮小もの映画」には名作が多いですが、このアントマンも今までにない極小世界での激しいアクションと飄々としてどこか憎めないヒーロー像で その系譜に恥じない面白い1本になっています
橋素電

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