続編がもうすぐ上映ということで一応予習しておきました。MCUヒーローのアントマン。
これをやってた当時はまだMCUシリーズを全然見てなかったから正直関心が全くなかったです。だってこのヒーローの特徴は「小さくなれる」こと。
「えっ、めちゃくちゃ弱そっ（笑）」
まあいろいろ便利なことはありそうだけども、そうだとしても弱そうなんだもの。シリーズを見てなかった当時は尚更見る気は起こりませんでしたよ。
小さくなることの何が不安だったかって言うと規模が小さくならないか心配だったこと。全然別物だけど、ジブリシリーズの『借りぐらしのアリエッティ』なんてのはまさに小さいマイクロサイズの世界での話で、あの作品を見た時の感想は「なんて小規模の話なんだ。」とがっくりと肩を落としたので、本作もそういう点が心配だった。
しかし、ジブリのそれとは違い、本作の規模は全然小さくもないですね。もちろんサイズを自由に扱える点でそういったことも可能になるのだけども、世界平和だとか娘のためだとかスケールも大きく、人間や何ならアベンジャーズと殴り合ったり施設破壊だったりトーマスだったり（笑）、やることもデカいんですよね。はっきり言って博士の懸念は奥さんのことが重要であって世界平和の観点からのリスクってものが欠けている感は正直あったのだが、十分楽しめるスケールの作品に仕上がっていたと思います。さすがはヒーロー物。
また、MCUらしく笑えるところもしっかり作られてましたね。小さい世界と現実世界とのギャップの使い方でうまい具合に笑い所を押さえていました。
蟻たちも忠実で、一切話さなくても可愛らしく見えてきます。指示に従って突入シーンなんかはどことなく『トイストーリー』のウッディーとそれに従うおもちゃ達に見えたりなんかもして。昨年あれだけ話題に挙がっていたヒアリですら大活躍。あんな力があるならばヒアリも悪く思えてこないのが不思議です。
余談ですが、最近うちに突然めちゃくちゃ小さいサイズの蟻が20匹くらい侵入していて焦って退治しちゃったけど、もしかしてあいつらは…笑
とか何とかくだらないことを言ってしまいましたが、しっかりと楽しめる作品になっていたので、時間さえあれば次作も鑑賞してこようと思います。
